中小企業診断士クラゲの経営学・マーケティングラボ

中小企業診断士の資格や新規事業の経験を持つクラゲが、経営学やマーケティングをゆるく分かりやすく伝えます。

中小企業診断士の企業経営理論の勉強法【84点取った合格者が解説します】

中小企業診断士の企業経営理論

中小企業診断士の一次試験では、経済学や経営法務など、合計で7科目の試験を受験する必要があります。

その中でも診断士試験の根幹とも言える科目が「企業経営理論」です。

二次試験にも直結するため、最優先で学習すべき科目と言えるでしょう。

今回はそんな企業経営理論の勉強法について、平成30年度の試験で84点を取った自分がわかりやすく、かつ詳しく解説します。

中小企業診断士試験をこれから受験する方はもちろん、現在企業経営理論の勉強に行き詰まっている方には必見の内容です!

そもそも企業経営理論ってどんな科目?

そもそも中小企業診断士試験における企業経営理論とは、一体どのような科目なのでしょうか?

この章では、企業経営理論の特徴を3つご紹介します。

特徴①:出題範囲は「経営戦略」、「組織論」、「マーケティング」の3分野

企業経営理論では、「経営戦略」、「組織論」、「マーケティング」の3分野から満遍なく問題が出題されます。

経営戦略の分野では、SWOT分析やVRIO分析といった経営戦略の策定で役に立つフレームワークや、差別化戦略や集中戦略といった基本的な経営戦略などが出題範囲となります。

組織論の分野では、組織構造(機能別組織や事業部制組織など)やモチベーション理論、人事評価の制度、そして従業員の労働や雇用に関連した法律から出題されます。

そしてマーケティング分野からは、市場調査の方法や消費者の行動心理、ブランドや価格に関する戦略に関する問題が出題されます。

どの分野も、ビジネスマンが知っておくと役立つ知識ばかりですし、他の科目と比べると学んでいて非常に楽しい科目です。

特徴②:知識の丸暗記では対処できない

勉強したての頃は勘違いしがちですが、企業経営理論は単語の意味を問う単純な科目ではありません。

確かに単語の意味を知っていれば解ける問題はありますが、問題を正確に読み取る国語力や、経営やマーケティング的な思考力を問う問題も多く出題されます。

ですので、単純な知識の丸暗記では合格点を取るのは難しいです。

詳しくは後述しますが、合格点を取るには出題形式への慣れや国語力、経営やマーケティング的な思考能力が必要となります。 

特徴③:合格点をとるのは難しくない!けど高得点を取るのは困難

中小企業診断士の企業経営理論は、出題形式への慣れや国語力などが備わっていれば、合格点(60点)を取るのは難しくありません。

しかし75点以上の高得点を取るのは困難です。

高得点を取るのが困難な理由は、市販のテキストや有名なビジネス書に載っているような有名な理論ではなく、マイナーな単語の意味や理論を問う問題も多少出題されるからです。

経営学やマーケティングを隅々まで勉強すれば、高得点を取るのも十分可能でしょう。

しかし本来の目的は、中小企業診断士の試験に合格することであり、企業経営理論で高得点を取ることではありません。

隅々まで勉強する時間があるならば、他の科目を勉強した方が中小企業診断士の合格においては効率的です。

企業経営理論で合格点をとるための勉強ステップ

企業経営理論で合格点を取るには、効率的な順序・やり方で勉強を進める必要があります。

この章では、平成30年度の企業経営理論で84点を取った自分が、実際にやっていた勉強法を詳しく解説します!

Step①:テキストと問題集でインプット→アウトプットを繰り返す

丸暗記では対処できないとは言ったものの、やはり基本的な知識を知らないと本試験で合格点を取るのは困難です。

よってまずは、テキストや問題集を使って企業経営理論で問われる基礎知識を頭の中に定着させましょう。

知識を頭に定着させる上で重要なのは、インプットとアウトプットの繰り返しです。

「テキストで理論の概要や単語の意味を覚える→問題集で覚えた知識を使って問題を解く」というサイクルを繰り返せば、着実に基礎的な知識を習得できます。

テキストに載っている単語の意味を人に説明できるレベルで覚えた上で、その知識を使って問題を解くことができれば、その時点で十分企業経営理論で合格点を取れる素地はあると言えます。

Step②:過去問3〜5年分を解いて問題の解き方を身につける

ある程度基礎知識が定着したら、次は中小企業診断士試験の過去問を使って本試験の解き方を身につけます。

実際に過去問を解いてみると分かりますが、企業経営理論の試験で出題される問題は若干クセがあります。

引っ掛け的な要素であったり、使われている言い回しが難しかったりするため、過去問対策をしないと、基礎知識があっても正答できない可能性が高いです。

企業経営理論で合格点を確実に取るには、過去問を数年分解くことで、本試験に適した問題の解き方を身につける必要があるのです。

目安としては、過去問3〜5年分を2〜3回やれば本試験の解き方が身につきます。

Step③:余裕があれば過去問で出てくるマイナーな論点も覚える

Step2までを着実にこなせば、よほど難化しない限り企業経営理論で60〜70点はほぼ確実に取れるでしょう。

そのため、これ以上企業経営理論の対策として何か目新しいことを学習する必要はありません。

ただし他の科目が十分合格点を取れるレベルに達しており、企業経営理論を得点源(70点以上)にしたい場合は、過去問で出てくるマイナーな論点を覚えても良いかと思います。

テキストや予備校での学習では出てこない論点であっても、数年に一度出てくる問題があったりするので、やっておいて損はないでしょう。

ただし繰り返しになりますが、他の科目が仕上がっていないのであれば、そちらを優先しましょう!

企業経営理論で合格点を取る上で意識すべきポイント

企業経営理論で合格点を取るには、勉強の順序のみならず、勉強を進める上でコツのようなものも踏まえる必要があります。

ここでは、自分の経験も踏まえて、中小企業診断士試験の企業経営理論で合格点を取るポイントを2つご説明します。

知識のインプットに偏りすぎない

散々お伝えしましたが、企業経営理論では単語の意味や理論の中身をそのまま聞いてくるような単純な問題は、ほとんど出題されません。

そのため、知識のインプットにばかり注力すると、勉強時間の割に点数が伸び悩んでしまいます。

知識のインプットは最低限にとどめ、過去問の問われ方に慣れる練習をしたり、実際のビジネスで学んだ理論を当てはめて考えたりすることで、アウトプットを積み重ねるのがとても重要です。

高得点を取りたいなら普段から経営やマーケティングに触れる

高得点(75点以上)を取りたいならば、普段から経営やマーケティングに何かしらの形で触れるのがオススメです。

例えばご自身でビジネスをやったり、身近なお店や働いている会社のマーケティングや経営戦略について考えてみたり、優良なビジネス書を読んでみたりと、やり方は色々あるでしょう。

常に経営やマーケティングに触れることで、人によって程度の差はあれど経営やマーケティング的な考え方や視点が身につきます。

そうなると、初見の知識を必要とする問題や、応用的な問題にも対応できるようになるため、結果的に企業経営理論で高得点を取れるようになります。

実際自分は、新規事業の立ち上げに参画していたのですが、仕事をするときに診断士の勉強で得た知識や考え方を応用していました。

自分は本試験では84点取れましたが、理論を実際の仕事で活用していたのが功を奏したと感じています。

企業経営理論で合格点を取る上で役立ったテキスト・問題集

最後に、実際に自分が企業経営理論で合格点を取る上で役立ったテキストや問題集をご紹介します。

テキスト・問題集

自分は資格予備校のTACが出している「スピードテキスト」と「スピード問題集」を使って独学で企業経営理論を学習しました。

スピードテキストの良さは、企業経営理論に限らず、中小企業診断士の一次試験に合格するために必要な知識が簡潔かつ分かりやすく説明されている点です。

冗長な説明や試験にあまりでないような論点は載っていないため、短時間で効率的に合格点以上の実力をつけることができます。

またスピード問題集には、スピードテキストに載っている知識を使って解ける問題が載っています。

そのため、スピードテキストと併用して用いることで、質の高いアウトプットで知識を定着させることができます。

忙しい方はオンライン講座で学習するのも一つの選択肢

スピードテキストとスピード問題集を使えば、十分独学でも企業経営理論で合格点を狙えます。

テキストと問題集を使う都合上、どうしても机に座ってしっかりと勉強する時間を確保する必要があります。

日々仕事や通勤通学で忙しいサラリーマンの方にとっては、中々毎日机に向かって勉強するのは難しいことかもしれません。

忙しい方は独学でテキストや問題集を進めるのではなく、オンラインで中小企業診断士の講座を受けられる「スタディング」を使うのも一つの手です。

スタディングでは、プロの講義をスマホ一つで受講できます。

そのため、通勤時間など自分の好きな時間・好きな場所で勉強を進めることが可能です。

一次試験と二次試験の両方に対策できる講座を48,900円(税抜)から受講できるため、独学で7科目のテキストと問題集を揃えるよりも安上がりとなります。

無料で講座を体験することもできるため、自分に合っているかどうか確かめてから課金できるので安心ですね。

=>「スタディング 中小企業診断士講座」のキャンペーン情報や無料お試しはコチラ! 

企業経営理論の勉強法まとめ

今回の記事では、中小企業診断士試験でもっとも重要な科目「企業経営理論」の勉強法についてご紹介しました。

合格点を取ることすら難しい経営法務とは違い、企業経営理論は基礎的な知識を習得し、試験の解き方に慣れさえすれば十分合格点を狙えます。

二次試験はもちろん、ご自身のビジネスでも役に立つ知識をたくさん学べるので、どの科目から勉強すべきか悩む方はぜひ企業経営理論から勉強してみてください!

www.bizkurage.com