【中小企業診断士】経営法務の勉強法を徹底解説!

中小企業診断士の一次試験には7科目ありますが、その中で最も難しいのが「経営法務」です。

経営法務は難易度が高いだけに、他の科目以上に注意して勉強を進める必要があります。

そこで今回は、経営法務の勉強法について、中小企業診断士として分かりやすく解説します!

中小企業診断士試験の経営法務とは?

はじめに、中小企業診断士試験における「経営法務」がどういった科目かを解説します。

経営法務の概要

経営法務とは、中小企業診断士の一次試験における科目の一つです。

「法務」とあるように、会社経営をしていく上で重要な法律について出題されます。

二次試験には直接関係しないものの、コンプライアンス(法令遵守)が重視される昨今において、経営法務で出題される知識は中小企業診断士として働く上で必須であると言えます。

経営法務の出題範囲

経営法務で出題される範囲は、大きく分けて下記のつです。

・民法(契約の種類や効力など)

・会社法(会社設立の方法や株主総会の機関設計など)

・知的財産権に関する法律(特許や商標、著作権など)

・その他(資金調達や消費者契約など)

経営法務の難易度

中小企業診断士の一次試験には7科目ありますが、経営法務は最も難しい科目です。

他の6科目は多少難しい年度こそあるものの、科目合格率が15〜20%程度となっています。

一方で経営法務は、簡単な年度でも科目合格率は11%と低いです。

特に平成28年度から平成30年度までの3年間は、科目合格率は5%〜8%と非常に低いです。

驚くべきは、平成30年度は8点を全員に一律加点してもなお、5.1%しか科目合格した人がいなかったことです。

単純な知識の暗記だけでは正答できない問題や、テキストや予備校での学習では学んでいない知識が多数出題されることが、難易度の高さにつながっています。

経営法務のおすすめ勉強法・テキスト

次に、中小企業診断士試験に合格した筆者が、経営法務のおすすめ勉強法とテキストをご紹介します。

ステップ1:テキストと問題集で重要な分野を押さえる

まずはじめに、テキストと問題集を使って本試験で出題される重要な分野を勉強します。

テキストは知識のインプット、問題集はテキストで覚えた知識のアプトプットに用います。

具体的には、まずはテキストで法律の知識を学習し、次に問題集を使ってテキストで学んだ分野の問題を解きます。

テキストと問題集をセットで活用することで、インプットとアウトプットを同時に行えるため、効率的な知識習得が可能です。

経営法務の勉強でおすすめなのは、大手予備校のTACが出版している「スピードテキスト」と「スピード問題集」です。

スピードテキストでは、頻出の重要論点がコンパクトかつ図表入りで分かりやすく説明されているため、効率的に必要な知識を習得できます。

一方でスピード問題集は、各問題がスピードテキストと対応しているため、テキストと併用することでアウトプットをスムーズに行えます。

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ステップ2:過去問を2〜3年分解いてみる

テキストと問題集を2〜3周したら、過去問を2〜3年分解いてみましょう。

過去問を2〜3年分解けば、経営法務の本試験に独特の問われ方に慣れることができます。

他の科目でも過去問を2〜3年解くことをオススメしているのですが、経営法務の場合は解く過去問の年度に注意が必要です。

前述したとおり、平成28年度から平成30年度の3年間は、問題が大幅に難化し平均点が大幅に下がっています。

この3年間の過去問だけを解くと、まったく点が取れずに自信を失う恐れがあります。

難化した年度の過去問は1〜2年分のみ解いて、あとは比較的簡単(合格率10%以上)だった年度の過去問も解いてみることがオススメです。

簡単な年度の過去問も解くことで、頻出分野の知識を習得できているかをしっかり確認できますし、不必要に自信を失わずに済みます。

また、易化と難化それぞれのケースで大体どのくらいの点数を取れるかに目星をつけて、他の科目の勉強計画も立てやすくなります。

ステップ3:抜け落ちた知識を定期的に復習する

過去問を数年分解いて本試験の解き方を身に付けたら、あとは定期的に復習することで抜け落ちた知識を補填します。

経営法務ではマイナー論点や難しい問題も出題されるため、いかに基本的な問題を取りこぼさないかが重要になります。

凡ミスが命取りとなるので、頻出分野の知識は本試験まで忘れないようにしましょう。

経営法務の勉強法は以上となります。

難易度が高いため、経営法務の勉強は計画的かつ戦略的に進めなくてはいけません。

経営法務に限らず、独学で勉強を進めていく自信がない方は、動画学習のスタディングで勉強するのがオススメです。

スタディングなら、プロが作ったカリキュラムに沿って効率的に勉強できるようです。

お金はかかりますが、あまり独学に慣れていない方はこうしたサービスを利用するのも良いと思います。

スタディング 中小企業診断士

経営法務の勉強で注意すべきポイント

何度もしつこいですが、経営法務は一次試験の7科目中もっとも平均点や合格率が低いです。

弁護士であったり法律を専門的に勉強した経験がない限り、合格点(60点)を取るのはかなり難しいでしょう。

というのも、経営法務の試験ではマイナーな論点や重箱をつくような問題が少なからず出題されるためです。

特に難化する年度は、マイナー論点や重箱をつく難しい問題の量が増えるため、合格点どころか足切りラインである40点を取ることすら困難です。

ですので、他の科目とは違い経営法務に関しては、無理して合格点を狙わない方が良いです。

確実に合格点を取ろうと思ったら、マイナーな論点や法律の細かい部分まですべて覚える必要が出てきます。

法律にはかなりの条文があるため、すべて勉強して覚えようと思ったら、経営法務の勉強だけに数百時間〜数千時間もかかってしまいます。

無理して経営法務を完璧に仕上げようと思うと、中小企業診断士試験の他科目はもちろん、仕事や日々の生活にまで支障が出てしまいます。

そもそもの目的は、中小企業診断士試験に合格することであり、経営法務で合格点を取ることではありません。

経営法務で確実に60点を取るよりも、他の科目も満遍なく勉強して、合計で6割を目指す方が遥かに楽です。

時間を無駄にしないためにも、経営法務で合格点を取ることに固執せず、中小企業診断士の試験に合格するのを第一優先に考えましょう。

【中小企業診断士】経営法務のまとめ

中小企業診断士の試験において、経営法務はもっとも難易度が高く合格点を取りにくいです。

無理して合格点を取ろうと思うと、経営法務の勉強にばかり時間がかかってしまい、結果的に中小企業診断士の試験自体には合格できないおそれがあります。

したがって、経営法務についてはテキストと問題集で重要分野のみを勉強し、細かい論点は深く追いすぎないことがおすすめです。

たとえ経営法務で50点くらいしか取れなくても、他の科目でカバーすれば中小企業診断士試験には合格できます。

今回お伝えした内容を基に、経営法務を含め、中小企業診断士の試験勉強に励んで頂けたらと思います。

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