中小企業診断士を取得するメリットとデメリットをリアルに解説!

皆さんは、中小企業診断士という資格をご存知でしょうか?

2016年にはビジネスパーソンが取りたい資格の第一位に輝いており、近年大きな注目を集めています。

ネットや新聞、資格予備校の宣伝では、中小企業診断士を取得するメリットや年収の高さが華々しく紹介されています。

たしかに紹介されているメリットは間違っていないのですが、果たして取得すると人生が変わるほど素晴らしい資格なのでしょうか?

世の中どんなことにもメリットがあればデメリットもありますが、診断士の資格も例外ではありません。

今回の記事では、昨年に中小企業診断士資格を実際に取得した大学生の自分が、この資格を取得するメリットとデメリットを自分なりにリアルな視点でお伝えしようと思います。

中小企業診断士の取得を検討している方や、純粋にメリットとデメリットを知りたい方は必見です!

中小企業診断士を取得するデメリット

冒頭でお伝えした通り、ネット上の記事では中小企業診断士の資格についてメリットばかり書かれています。

確かに間違ってはいないのですが、実際に勉強するならデメリットも知っておくべきだと個人的に思います。

実際に取得した人や資格予備校の人は、当たり前ですがメリットばかり伝えます。

ですがこの資格には、デメリットもいくつかあります。

良い面だけ見て判断し、後で後悔するような事態になってもらわないためにも、あえて中小企業診断士を取得するデメリットからご紹介しようと思います。

けっこう辛口にデメリットをご紹介しますが、決して誰かを批判する意図は全くない点だけご了承ください(^_^;)

デメリット①:資格を取得しただけでは何も変わらない(独占資格じゃない)

中小企業診断士を取得する上で絶対知ってほしいデメリットは、資格取得しただけでは何も変わらない点です。

予備校の宣伝やネット情報では難関資格と言われているので、取得したら人生変わるのでは?と思う方もいると思います。

ですが残念ながら、中小企業診断士の資格を取得したからといって、人生が劇的に変わる訳ではありません。

なぜなら業務独占資格ではない上に、コンサルタントの仕事は民間のコンサル会社や税理士の方が担うケースが多いからです。

税理士や行政書士といった資格は業務独占資格という分類に入り、その資格を持った人しか行えない業務が存在します。

例えば税理士であれば確定申告書類の作成代理、行政書士であれば許認可申請の書類作成など、生活やビジネスに欠かせない仕事を「独占的に」行えます。

つまり税理士や行政書士を取得した時点で、需要のある仕事を独占的に行えるので、比較的仕事を見つけやすいと言えます。

一方で中小企業診断士は、国家資格でありながら「独占業務資格」ではありません。

つまり、中小企業診断士ではないとできない仕事は用意されていないのです。

診断士は経営やマーケティングのコンサル業務を行うのが一般的ですが、コンサル業務自体は民間のコンサル会社や税理士が担うケースが一般的です。

大企業であれば大手や外資系のコンサル会社、中小企業・個人事業主であれば税理士にそれぞれ経営の相談やコンサルを依頼し、診断士に頼むケースは中々ありません。

そのため中小企業診断士の資格を取得したとしても、その他の強みがなければ、経営やマーケティングのコンサル業務でお金を稼ぐのは難しいです。

一応商工会議所をはじめとした公共機関では、経営診断やコンサルティング事業を行う中小企業診断士を募集しています。

ですが実務経験などの要件が厳しい上に、けっこう先輩診断士や公共機関の職員さんとのコネクションが仕事を取る上で重要となります・・・笑

自分みたいに若くして中小企業診断士の資格を取ったところで、こうした仕事は基本取れないので注意しましょう(^_^;)

取得した資格を仕事に直結させたり、資格を取得しただけで人生を大きく変えたいのであれば、公認会計士や税理士などの独占業務があり、かつ超難関の資格を取得する方が良いのかなと思います。

そんな難しい資格自分には無理という方は、診断士と同程度の難易度であるものの仕事に対する明確なニーズがある「行政書士」や「社会保険労務士」の資格を取得する方が良いでしょう。

これらの資格には独占業務があるので、資格を取得しただけである程度仕事に困ることはないと思われます。

デメリット②:難易度が高いので一般的には取得するまでに時間がかかると言われている

資格予備校などの宣伝でも言われていますが、中小企業診断士という資格はけっこう難易度が高いです。

一次試験は企業経営理論や経営法務など7科目が課され、合格率は20%前後です。一方で二次試験では4科目+口述試験が課され、こちらも合格率は20%程度です。

意識が高く勉強意欲のある社会人が受ける試験で、一次試験と二次試験の合格率がそれぞれ20%程度(一次と二次の一発合格は4%程度)であることを考えると、合格するのは簡単ではありません。

税理士や公認会計士ほど難しい訳ではありませんが、FP1級や日商簿記1級よりは難しいと言われており、一般的には合格までに1000〜2000時間の勉強が必要です。

業務独占資格でないにも関わらず難易度がやたら高い点は、時間がない社会人の方にとって大きなデメリットだと思います。

なお自分は工夫して勉強することで、大学生ながら一次と二次合計で約550時間で合格できました。

「いろいろとデメリットはあるけど、自分は絶対中小企業診断士を受けるんだ!」と決意している方は、下記記事で紹介している勉強法を参考にしてみてください。

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デメリット③:知名度が低いのでそこらへんの民間資格レベルだと思われる場合が多い

そこそこ難関の国家資格である中小企業診断士ですが、 残念ながらほとんどの人には知られていません。

一般の人はもちろん、経営者や大学の教授でも知らない人が大半です。

実際自分も、ある企業の経営者さんに「簿記検定みたいな簡単な民間資格だと思った」って笑いながら言われたこともあります苦笑

そもそもの知名度が低いので、知らない人からは全くと言って良いほど評価されません。 

独立して経営コンサルタントをやりたい方や、転職で資格をアピールしたい方にとっては手痛いデメリットです。

ちやほやされたいだけなら、知名度があるTOEICの高スコアやFP1級を取った方がはるかにコスパが良いと思います。

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