中小企業診断士クラゲの経営学・マーケティングラボ

中小企業診断士の資格や新規事業の経験を持つクラゲが、経営学やマーケティングをゆるく分かりやすく伝えます。

中小企業診断士の二次試験に独学かつ50時間で合格した勉強法・対策

中小企業診断士の二次試験

他の記事でもお伝えしていますが、自分は昨年度に中小企業診断士という資格を取得しました。

※これが診断士の登録証です!

中小企業診断士の登録証

中小企業診断士は経営学やマーケティング系の分野では唯一の国家資格であり、レベル的には社会保険労務士や行政書士と並んで準難関〜難関資格くらいです(公認会計士試験や税理士試験を最難関とした場合)。

7科目からなる一次試験を突破しても、さらに難しい二次試験(筆記と面接)が待ち構えており、その二次試験に受からなければ中小企業診断士資格は得られません。

そんな中小企業診断士の二次試験ですが、合格するには最低でも100〜300時間の勉強が必要だとネット上や予備校などでは言われています。

しかし自分は、個人的に携わっていた新規事業が忙しかったこともあり、ほとんど二次試験の勉強時間を確保できませんでした。

ですが工夫して効率的に勉強した甲斐があり、わずか約50時間の勉強で、無事二次試験にも独学で合格し晴れて中小企業診断士の資格を取れました。

勉強方法を間違えなければ、短時間かつ独学でも十分受かる可能性があると思います。

そこで今回の記事では、普段仕事等で忙しくて勉強時間を確保できない方に向けて、中小企業診断士の二次試験(筆記)に短時間の勉強で合格するコツや対策法をご紹介します。 

なお他のサイトでは割と正攻法での解き方(知識や論理的な考え方を重視した解き方)を推奨していますが、自分はあまり知識や論理性は重視しなかったです。

後々お伝えしますが、自分が重視したのは「リスク回避」と「与件文の企業に寄り添った解答」の二点に集約されます。

合う合わないあると思うので、実際に取り入れるかどうかは自己責任でお願いします汗

※一次試験の勉強法やコツについては下記の記事をご参照ください!

www.bizkurage.com

とにかく多面的解答を意識! 

賛否両論ありますが、多面的解答をいかにできるかが二次試験の合格を左右すると思います。

多面的な解答とは、問われている内容に対して様々な観点からできる限り多くの答えを解答するやり方です。

例えば「A社が新規事業を成功させる上で行うべき施策は何か?」という問いがあったとしましょう。

A社が技術力に強みを持っている場合、技術力を活かして新製品を開発・販売する方向性で深く掘り下げた解答を書くやり方もあります。

一方で技術力を活かした施策だけでなく、文中で示されている他の強みや機会を活かした施策を複数解答するのが多面的な解答となります。

なぜ多面的な解答をオススメするのかというと、その方が着実に点数を取れる(リスクを低減できる)からです。

一つの観点から深く掘り下げた解答を書き、仮にそれが根本から間違っていた場合、その設問自体が0点となるリスクがあります。

一方で複数の解答を書いておけば、どれか一つでも当たっていれば0点になるのは回避できます。

確実に1点でも多くとって二次試験に合格したいのであれば、多面的な解答を心がけるのをオススメします。

基本的には本文中から根拠を探し、無かったら一次試験の知識を使う

色々なサイトを見てみると、SWOT分析をはじめとした一次試験で出題される知識や、論理的思考を使って解くのが、二次試験に合格する上で重要だと言われています。

ですが個人的にはそんな難しく考えずに、単純に問題を解く根拠を本文中から探すのが二次試験に合格する上で一番重要だと思います。

過去問演習を何回かすれば分かりますが、与件文の中にはいくつかヒントとなるような情報が数多く散りばめられています。

わざわざ出題者が「これを使って解答してください」と言わんばかりにヒントを入れてくれているのだから、素直にそれを使って解答を書いた方が高得点を取れると思います。

無理やり一次試験の知識を使ったり、論理的に考えすぎて解答を書くと、かえって求められている答えとは異なる解答となって点数が伸び悩むリスクがあります。

生意気かもしれませんが、そもそも経営コンサルタントとは、各企業の状況に合わせて適切な解決策を示すのが仕事であるはずです。

与件文で示されている企業の状況を無視して、ただ単に自分の知っている知識を羅列したり、論理的に導き出した机上の空論を示したところでその企業の課題は解決できません。

中小企業診断士の二次試験を解く際には、実際に経営コンサルタントになったつもりで、事例の企業に寄り添った解答を書くのが求められていると思います。

ただし中には、本文中に解答の根拠となる情報が全くない(もしくは不足している)ケースもあります。

そのような際には少しでも点数を取るためにも、一次試験の知識を活用して、その企業に適した解答を書くと良いでしょう。

助言問題は「誰に」「何をして」「どのような効果を得るのか」を具体的に盛り込む

中小企業診断士の二次試験では、「〜について助言せよ」といった形で、事例の企業に必要な施策や行うべきことを診断士として助言する問題が出されます。

このような問題は、単純に事例企業の強みや成功要因を分析する問題と比べて、本文中から得られる情報が少なかったり、自分の頭で答えをしっかり考えなくてはいけないので難易度は比較的高いです。

このような助言問題で高得点を取るには、「誰に」「何をして」「どのような効果を得るのか」を具体的に盛り込んだ解答をするのがベストです。

例えば「低迷している業績を伸ばすために行うべき施策を助言せよ」という問題があったとしましょう。

この場合は、「近年増加している外国人観光客に向けて、和の風情を感じられる自社のお菓子を積極的に宣伝・販売し、外国人観光客からの購入数を増やす事で売上を向上させる」といった解答を書くとある程度の点数は見込めるでしょう。

ただし適当に施策やその対象・効果を書けば良いわけではなく、与件文に書いているヒントを基に、その企業の強みや直面している機会を活かせるような施策を解答するのが大事です。

また具体性のある解答を心がけるのも、二次試験に合格する上では重要です。

どうしても知識やロジックを重視するあまり、専門用語を詰め込んだだけの解答や、一見ロジカルだけど具体性が全くない解答を書いてしまう方もいらっしゃります。

ですが中小企業診断士の二次試験に受かるには、具体的な解決策を解答に盛り込むのが大事です。

これは実際の仕事でも同じだと思いますが、求められているのは専門知識や綺麗なロジックではなく、「抱えている問題を解決するために何を行うべきか?」ということです。

知識があるのは素晴らしいのですが、あくまでも問われていることに答える(企業の課題を解決する)という視点で問題を解くのを意識しましょう。

勉強時間50時間での合格に役立った教材と活用方法

最後に、50時間の勉強で中小企業診断士の二次試験に合格できたことに役立った教材と、その活用方法についてお伝えします。

ネット上では、過去問にある事例をたくさん解くのが大事とか、問題の出題者が書いた本を読むのが大事とか言われています。

もしくは予備校に通ったり、勉強仲間と解答を添削し合うのが合格には欠かせないとかも言われていたりします。

このようなやり方がダメとは言いません(実際それで合格した人もいるでしょうし)が、そこまでしなくても独学かつ短時間で十分二次試験に合格できると個人的には思います。

事実自分は独学かつ約50時間しか勉強していませんし、教材は二冊しか使っていませんが、無事合格できました。

というのも、自分が頭が良かったからとかではなく、単純に「ふぞろいな合格答案」という教材が非常に優れていたからに他なりません。

ふぞろいな合格答案の良いところは、ただ単に過去問が掲載されているだけでなく、合格者や不合格者の実際の解答や各問題の採点基準などが掲載されている点です。

この教材の採点基準は、合格した人から不合格した人までの点数や模範解答を分析した上で導き出されています。

そのためこの教材を使って勉強すれば、合格点を取るための解答の書き方のコツを短時間で効率的に習得できます。

「どんな解答がダメで、どんな解答が良いのか」を自分で問題を解きながら照らし合わせる事で、自ずと合格点を取れる解答を書けるようになります。

なおふぞろいな合格答案を活用する際には、ノートを作って問題を解く過程で気づいたことや重要だと思う知識などをまとめておくのがオススメです。

ふぞろいノート

文字が汚くて申し訳ないですが、自分はノートを作って、上記写真のように毎回過去問を解くたびに重要なポイントをまとめていました。

このノートを隙間時間や2回目に同じ問題を解いた時に見返す事で、効率的に二次試験で必要な知識や解き方を身につけられるのでオススメです!

ノートを作ったりしているから、本当に50時間しか勉強していないの?と思う方もいるかと思います。

ですが過去2年分の過去問を2回ずつだけ解くようにすれば、復習の時間を含めても50時間以内に十分終わります。

ふぞろいな合格答案は独学かつ短時間で二次試験に合格する上で役立つので、皆さんも是非活用してみてください!

まとめ

ネット上では「一次試験前から勉強を始めなくてはいけない」とか「100〜200時間は勉強しなくてはいけない」とか言われていますが、そのような意見を鵜呑みにしすぎるのは良くないと思います。

時間がないならば、工夫していかに短時間の勉強で合格するかを考えて、それを実践すれば良いのです。

周りの意見を鵜呑みにし、無理かなと思ったらそこで終了です。

どんな状況でも諦めずに目標達成に向けて工夫するのが、資格試験に限らず何事においても重要だと思います。

とは言うものの、独学で二次試験に受かるのは難しいのでは?と思う人もいるでしょう。

そんな人に向けて、予備校を利用して中小企業診断士の勉強をするメリットとデメリットを解説してみました!

独学と比べた場合の良し悪しを徹底解説しているので、ぜひ下記の記事も参考にしてください!

www.bizkurage.com