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専門品とは?意味や商品例、マーケティングの方法をわかりやすく解説!

専門品

みなさんは、高級ブランド製品や日本で売っていないような珍しい商品を購入した経験はあるでしょうか?

こうしたブランド品や珍しい商品は、マーケティングの専門用語で「専門品」といいます。

専門品は基本的に高価であり、多くの利益を得られる魅力的な商品です。

しかし販売にあたっては、日用品やパソコンや家具などの買回品とは大きく異なるマーケティング戦略が必要です。

今回は専門品の意味や特徴、マーケティング戦略について解説するので、ブランド品や希少な商品を販売する事業を行いたい方は参考にしてくれると嬉しいです!

専門品の意味とは?特徴や商品の具体例

とりあえず最初に、専門品の意味や具体例、特徴をご紹介します。

専門品の意味と具体例

専門品とは、特別なこだわりや豊富な知識を持っているために、購入する際に多大な労力や時間を割いて購入する商品を意味します。

例えば高級な革製品(ヴィトンやシャネルなど)や高級な自動車(ランボルギーニなど)といった、有名な高級ブランドの製品が専門品の最たる例です。

サービスを例にとると、最高級ホテルの「リッツ・カールトン」も専門品に該当するでしょう。

また特定のブランド名が有名でなくても、希少性や値段が高く、多大な労力やお金を使ってでもその商品を購入したいと考える人がいる商品であれば、専門品と言えます。

こうした専門品は、直営店や一部の限られた店舗でしか購入できない場合が多く、購入に際しては遠くの店舗に出向く労力を要します。

専門品の特徴

高級ブランド品に代表される専門品には、下記の特徴があります。

  • 価格が非常に高い
  • 購買頻度が非常に低い
  • 製品自体またはブランドに対して強いこだわりや知識を持つ消費者が一定数存在
  • 特定ブランドに愛着を持つ場合は指名買いする
  • 商圏が非常に広い(地域や国をまたいででも購入する人がいる)

つまり専門品は、商品自体の性能や品質はもちろんのこと、ブランド力や希少性も重視される製品であると言えます。

利益率が非常に高く固定客の獲得にもつながりやすいため、専門品の販売に成功すれば長期的に大きな利益を獲得し続けられる可能性があります。

専門品に適したマーケティング方法

専門品は最寄品や買回品とは大きく異なる特徴を持つため、マーケティングの方法も大きく異なります。

この章では、専門品に適したマーケティング方法を2つお伝えします。

ブランド力の向上に努める

前章でお伝えしたように、専門品は長期にわたって大きな利益を生む源泉となり得ます。

しかし専門品の販売に成功するには、ターゲットとなる顧客に商品を認知され、その上でブランド自体に強いロイヤリティを持ってもらう必要があります。

つまり専門品の販売では「ブランド力の向上」が不可欠なのです。

店舗内やWebサイト、広告で高級感やおしゃれさを演出するのはもちろん、ブランドの世界観やロゴといった細部にまでこだわらなくてはいけません。

また顧客との継続的な関係構築により、自社ブランドのファン(固定客)を増やす施策も大切です。

ブランド力の向上は一朝一夕にはいかないので、長期的な目線で行う必要があります。

店舗数を絞って販売する

ブランド力向上という観点でいうと、店舗数は限りなく絞って限定的に販売すべきです。

店舗数を増やせばより多くの顧客に購入してもらえます。

しかし店舗を増やすと、各店舗に対するマネジメントが行き届きにくくなります。

その結果販売員の質が低下したり、高級感ある内装デザインを行わない店舗が出てきて、ブランド力の向上が困難となります。

店舗数を限定して各店舗でブランド戦略を徹底することが、専門品の販売における成功のカギとなります。

また店舗数を増やすと、自社ブランドの希少性が低下する恐れがある点にも注意しましょう。

消費者の心理的には、簡単に購入できない商品は必然的に希少性が高くなり、高い値段を払ってでも購入したいと考えます。

あえて店舗数を絞ることで、専門品として希少価値を高める効果を得るのも一つの戦略なのです。

専門品のまとめ

今回の記事では、専門品の意味や特徴、マーケティングの方法をお伝えしました。

高級ブランド品などの専門品は、高い利益率を得られる点で魅力的な販売商品です。

しかし専門品の販売を成功させるには、高いブランド力や商品の希少性が必要となります。

したがって専門品を取り扱う上では、緻密なマーケティング戦略の構築と実行が重要です。

今回お伝えした内容が、専門品(ブランド品など)の販売を目指す方の参考になれば幸いです。