中小企業診断士クラゲの経営学・マーケティングラボ

中小企業診断士の資格や新規事業の経験を持つクラゲが、経営学やマーケティングをゆる〜く分かりやすく伝えるブログです。

SWOT分析とは?SWOT分析の目的やメリットをわかりやすく解説!

SWOT分析

経営企画やマーケティングの場面で頻繁に用いられるフレームワークに、「SWOT分析」と呼ばれるものがあります。

SWOT分析は、経営戦略を考える上でとても有効なフレームーワークです。経営者やマーケターの方はSWOT分析のやり方を知っておいて損はありません。

そこで今回の記事では、SWOT分析を行う目的やメリット、SWOTの各要素についてわかりやすく解説します!

SWOT分析とは?〜目的やメリット〜

まず最初に、SWOT分析を行う目的やメリットを簡単に解説します。

SWOT分析の意味と目的

SWOT分析とは、「その会社自体の内部環境」と「会社を取り巻く外部環境」の両面から、効果的な経営戦略を考えていくフレームワークです。

内部環境を「強み(Strength)」と「弱み(Weakness)」、外部環境を「機会(Opportunity)」と「脅威(Threat)」に分けて分析することから、それぞれの頭文字を取って「SWOT分析(スウォット分析)」と呼ばれます。

SWOT分析は、経営戦略の構築やマーケティング施策の策定目的で用いられるだけでなく、各従業員の目標設定を目的として利用されるケースもあります。 

SWOT分析を行うメリット

SWOT分析には、企業の内部環境に加えて外部環境も踏まえて分析を行う事で、客観的かつ精度の高い経営戦略を策定できるメリットがあります。

例えば自社の「強み」である内部環境だけを踏まえた経営戦略を実行すると、市場の衰退などの予期せぬ外部環境に阻害されるリスクがあります。

一方で強みに加えて、市場の成長性などの外部環境までを踏まえて戦略を立てる事で、より成功する可能性を高められます。

また、内部環境と外部環境を分析していく過程で、自社の事業に対する関係者の理解が深まるメリットも期待できます。

「強み」「弱み」「機会」「脅威」とは何かを具体例をつかって解説

SWOT分析のやり方を理解するためには、「強み」「弱み」「機会」「脅威」について、それぞれが何を意味するか分かっておく必要があります。

ここでは、SWOT分析の4項目がそれぞれ何を意味するかについて、具体例を用いつつ極力わかりやすくご説明しようと思います。

「強み(Strength)」とは

SWOT分析における強みとは、自社が保有する経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の中でも、自社にとって武器となるものを指します。

たとえば研究開発型の会社では、「特許技術」や「研究開発のノウハウ」などが強みとなります。

強みに関しては、なるべく数字のデータや根拠となる事実を基に考えると、信頼性の高いSWOT分析となります。

強みを特定する際には、「VRIO分析」という手法が役立ちます。

VRIO分析のやり方を詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください!

business-kurage.hatenablog.com

「弱み(Weakness)」とは

一方で弱みとは、自社が苦手とするスキルや不足している経営資源を指します。

例えば研究開発型の会社の場合、「営業力」や「マーケティングのノウハウ」などが弱みとなり得ます。

強みと同様に、数字や根拠となるファクトを基に考えると、より精度の高いSWOT分析を行えます。

「機会(Opportunity)」とは

SWOT分析における機会とは、自社を取り巻く状況の中でも、自社にとってチャンスとなる(プラスの影響をもたらす)ものを意味します。

例えばゲームの制作・販売会社の場合は、子供の人口増加や大人の間でゲームが流行ることにより、市場規模が拡大している状況が機会となります。

「脅威(Threat)」とは

SWOT分析の脅威とは、 自社を取り巻く状況の中でも、自社にとって好ましくない状況(マイナスの影響をもたらす)ものを意味します。

たとえばゲームの制作・販売会社の場合は、少子高齢化や子供のゲーム離れにより、市場規模が縮小している状況が脅威となり得ます。

 

SWOT分析の簡単な説明は以上になりますが、ここまで読んできて「SWOT分析を実務でも使いたい!」と思った方もいると思います。

SWOT分析を実務で使いこなすには、正しいやり方を知っておく必要があります。

下記の記事ではSWOT分析のやり方を、誰でも理解できるように3つのステップに分けて解説しています。

SWOT分析のやり方を知りたい方はぜひ参考にしてください!

www.bizkurage.com

SWOT分析のまとめ

以上でSWOT分析の説明は終わりになります。今回は、SWOT分析の基本的な概要をご説明しました。

やってみると分かりますがSWOT分析は意外と難しい手法です。強みや機会を見極め、適切に施策を構築するためには、慣れや経験がどうしても必要になります。

一番手っ取り早くSWOT分析のやり方をマスターするには、実際にSWOT分析を駆使している人の考え方を参考にするのが良いと思います。スポーツで言う所の、できる人から教われば成長速度や成長の度合いが高まるのと同じです。

そこでオススメなのが、「SWOT分析 コーチング・メソッド」という本です。

この本では、100を超える企業の経営状況を改善してきた著者が実際に使用しているSWOT分析のやり方が、事例も交えつつ分かりやすく紹介されています。

中小企業の業績向上に役立つ即効性のあるノウハウが詰め込まれているので、経営者の方にはぜひ読んでもらいたい一冊です!